LDAPの設定(クライアント)
LDAPの設定(クライアント)をよく忘れるのでメモ。
家のサーバも samba を導入する予定なので、ユーザ情報を統一できるよう
そのうち LDAP サーバをインストールしよー。
環境は相変わらず Debian/lenny
インストール
定番
# aptitude install ldap-utils libpam-ldap libnss-ldap nscd
dpkg で↓のように次々と質問されるので適切に入力する
libnss-ldap の設定
- LDAP サーバの URI
- ldap://
- ldap://
- 検索ベースの識別名
- dc=mydomain,dc=jp
- 利用するバージョン
- 3 (古いのを使う理由もなさそうだし)
- root の LDAP アカウント
- デフォルトでOK (root のアカウントが分かる場合は入力してもいいよね)
- パスワード
- 分かる場合は入力
以上のように答えれば、/etc/libnss-ldap.conf が自動で↓のように生成されるはず
base dc=mydomain,dc=jp uri ldap:///<ldap server の IP> ldap_version 3 rootbinddn <LDAP の root>
また /etc/libnss-ldap.secret にパスワードが平文の状態で保存される。
libpam-ldap の設定
- ローカルの root データベース管理者を作成する。
- いいえ
- LDAP データベースはログインを必要とするか
- いいえ
- root の LDAP アカウント
- デフォルトでOK (root のアカウントが分かる場合は入力してもいいよね)
- LDAP root アカウントのパスワード
- 分かる場合は入力
これも同様に /etc/pam_ldap.conf が自動で生成される。
base dc=mydomain,dc=jp uri ldap:///<ldap server の IP> ldap_version 3 rootbinddn <LDAP の root> pam_password crypt
これら質問が聞かれない場合は
dpkg-reconfigure libnss-ldap libpam-ldap
で設定してもへーきなハズ
LDAP の設定
/etc/ldap/ldap.conf が自動で生成されなかったので↓の内容で作る
BASE dc=mydomain,dc=jp URI ldap://
認証に LDAP を用いるように /etc/nsswitch.conf を書き換える
# passwd: compat # group: compat # shadow: compat # ↓以下のように編集 passwd: compat ldap group: compat ldap shadow: compat ldap
PAM の設定
/etc/pam.d/common-auth
# auth required pam_unix.so nullok_secure # ↓以下のように編集 auth [success=1 default=ignore] pam_unix.so auth required pam_ldap.so use_first_pass auth required pam_permit.so
/etc/pam.d/common-account
account [success=1 default=ignore] pam_unix.so account required pam_ldap.so account required pam_permit.so
この辺については
/usr/share/doc/libpam-ldap/README.Debian
や
- kazu memo@GD(2005-08-11)
- http://blog.good-day.net/~nisiyama/diary/?date=20050811
に詳しく載ってました。
多謝。