はちゅにっき

こっちのブログはまったり更新

FTPS+LDAPなサーバ構築

ファイルの転送はきっとセキュアな SFTP で。
と思っていたけれども、なんとなくパフォーマンスがよろしくない。
PuTTY の実装が悪いとかゆーウワサもあるけれど
とりあえず、FTPS (FTP over SSL) へと乗り換えることに。
SFTP では望むような chroot ができないけれど
FTPS なら ProFTPD の設定次第で好みに調整できるしねー。


環境はいつもと一緒で Debian/lenny。
今回は ProFTPD をインストールし LDAP で認証させるようにしました。

インストール

いつもといっしょ

aptitude install proftpd proftpd-doc

まずは LDAP に対応させる

/etc/proftpd/proftpd.conf を編集

# PersistentPasswd    off
# ↓ 上の行のコメントを外して以下のように
 PersistentPasswd    off

これだけで LDAP への対応は終了

FTPS に対応する

over SSL といっても IMAPSMTP と同じように
専用のポートでいきなり SSL で通信を開始する FTPS と
従来通り接続し、途中から SSL に切り替える FTP+STARTTLS があるようで。
(正確には前者を Implicit モード、後者を Explicit モードと呼ぶそうです)
でも、ProFTPD では 後者にしか対応していないため
今回は強制的に FTP+STARTTLS で構築しました。


まずは /etc/proftpd/tls.conf を編集

<IfModule mod_tls.c>
# TLS を有効に
TLSEngine                   on

# ろぐ
TLSLog                      /var/log/proftpd/tls.log

# 許可するプロトコルバージョン
TLSProtocol                 SSLv23

# SSL 証明書
TLSRSACertificateFile       /etc/ssl/certs/ssl-cert-snakeoil.pem
TLSRSACertificateKeyFile    /etc/ssl/private/ssl-cert-snakeoil.key

# SSL を強制する
TLSRequired                 on
</IfModule>

気分的な問題かもしれませんが、今回は SSL を強制にしました。
続いて /etc/proftpd/proftpd.conf の設定

# Include /etc/proftpd/tls.conf
# ↓ 上の行のコメントを外して以下のように
Include /etc/proftpd/tls.conf

設定反映

/etc/init.d/proftpd force-reload

これでサーバの設定はおわり。
クライアントは FileZilla を使ってますが、今のトコロ特に問題なし。